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相場は? 渡し方は? 知っておきたい「チップ」の基礎知識

 最終更新日  

相場は? 渡し方は? 知っておきたい「チップ」の基礎知識

海外旅行へ出掛けると、日本と違う文化を目の当たりにすることもあるでしょう。
その新しい発見は海外旅行の醍醐味ともいえますが、中には右も左も分からず戸惑ってしまうこともありますよね。

とくに日本人が海外に行って迷ってしまうのが「チップ」についてです。
海外では、レストランやホテルでのサービスを受けたときにはチップを支払うのが一般的とされていますが、相場や渡すタイミングが分からないという方も多いはず。
お会計時に恥をかかないようにするためにも、前もってきちんと理解しておきましょう。

どの国で「チップ」が必要になるの?

私たち日本人にとって馴染みのない「チップ」文化ですが、世界でチップが必要な国は意外にもたくさんあります。
しかし、一口にチップが必要といっても「どんなときにでも必要である」「シーン別、場所別で必要になる」など、国々によってチップについての決まりが異なるもの。
では、どの国でチップを払わなければならないのか、代表的な国をご紹介していきます。

いつでもチップが必要な国
・アメリカ
・メキシコ
・カナダ
・カタール
・エジプト
・アラブ首長国連邦
上記の6カ国は、ホテルやタクシー、レストランなどでサービスを受けた場合には、チップを支払います。

合計額にサービス料が含まれていない場合チップが必要な国
・オーストリア
・アイルランド
・オランダ
・ロシア
・トルコ
・ブラジル
・チリ
・南アフリカ
これらの8カ国は、もともと料金にサービス料が加算されている場合にはチップが必要ありませんが、そうでない場合にはチップを支払うのがマナーです。

通常チップは不要とされているが、時と場合によってチップを払う国
・オーストラリア
・スウェーデン
・フィンランド
・インドネシア
・デンマーク
・イタリア
・スペイン
・イギリス
・ギリシャ
・ドバイ
・シンガポール
・マレーシア
・ドイツ
・ノルウェー
・中国
・韓国
・台湾
・香港
これらの国々はチップ必須ではありませんが、良いサービスをしてもらったり、お世話になったりしたときには支払うこともあります。

チップを支払うシーン・相場とは?

チップを支払うシーン・相場とは?

レストランで食事をしたり、タクシーに乗って移動した際にはチップを支払うことで有名ですが、一体いつどのように支払えばいいのかが分からないという方も多いもの。
一般的には、お会計の際に一緒に支払うのがルールとされています。

レストランの場合、店のグレードや時間帯によっても異なりますが、飲食代の料金の15~20%が相場です。現金で支払う際にはレシートがのせてあったトレイの上に置き、クレジットカードの場合にはサインを書くときにチップ専用の欄があるので、その枠内に金額を書き込みます。
タクシーのチップの相場は料金の15%です。ただし、荷物の積み下ろしをしてもらったときや、途中で寄り道をして待ってもらっていたときなどは少し多めに20%払います。

さらに、旅行中にはレストランやタクシー以外にもチップを払う場面がたくさん。
たとえば宿泊先のホテルでは必ずチップを支払わなくてはなりません。ドルで例えると、ベッドメイキングをしてくれた清掃員には1日つき1ドル、ホテルの受付から部屋に荷物を運んでくれるベルボーイには荷物1つにつき1~2ドル、困ったときに助けてくれるコンシェルジュには5ドル~10ドルが相場とされています。

慣れるまではチップの計算がすぐにできないときもありますが、携帯での計算機機能や電卓を使用してもOKです。
また、チップの支払いをスムーズに行うためにも、チップ用の紙幣を用意して、すぐに取り出せるようにしておきましょう。
少し難しいと思われるチップのマナーですが、慣れてしまえば支払いに戸惑うこともありません。
スマートに渡せるように、しっかりとチップマナーを予習しておきましょう。

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