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【ダニーデンの歴史的建築】 ニュージーランドの“移民の街”

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【ダニーデンの歴史的建築】 ニュージーランドの“移民の街”

ニュージーランドの南島、その南部東岸にあるオタゴ地方の都市「ダニーデン」。
この街はイギリス北部にあるスコットランドからやってきた移民によって築かれました。
バグパイプの音色が流れるダニーデンは、街のいたるところにスコットランド風建築を見ることができます。
今回はニュージーランドに訪れたらぜひ立ち寄りたい、「ダニーデン」の歴史的建築物をご紹介します。

迫力のエドワード朝建築「セント・ポール大聖堂」

ダニーデンの中心街のオクタゴンと呼ばれる広場には、聖パウロを記念する「セント・ポール大聖堂」がそびえたちます。
ロンドンにも同名の大聖堂があるように、イングランドの影響を強く受けた建築物です。エドワード朝建築のシンメトリーかつどっしりとした佇まいは、見る人を圧倒します。
場内には3500本もの管を持つパイプオルガンがあり、荘厳な音色やミサを鑑賞することもできます。

所在地:[St. Paul's Cathedral] 228, Stuart street, Dunedin

ニュージーランドの趣を持つ「ラーナック城」

1871年に裕福な政治家ウィリアム・ラーナックが建築した「ラーナック城」は、完成まで実に15年もの歳月を要しました。ニュージーランドの赤みのある木材をふんだんに使っており、ヨーロッパ建築とは一風変わった雰囲気を持っています。
ラーナック城は美しい建築だけでなく、庭園も見逃せません。城内の庭園には、南半球中から集められた草花が育てられており、季節ごとにカラフルな花を咲かせます。

所在地:[Larnach Castle] 145, Camp road, Dunedin

ダニーデンのウェディングスポット「ノックス教会」

【ダニーデンの歴史的建築】 ニュージーランドの“移民の街”

オクタゴン広場から北に500mほど歩くと、「ノックス教会」が見えてきます。
ゴシック建築特有の鋭い尖塔は、なんと51mもの高さ。1876年に建てられた歴史ある教会ですが、海外ウエディングやハネムーンの名所として注目されています。
教会内は自由に見学することができ、鮮やかな青のステンドグラスは一見の価値あり。週末には聖歌隊のゴスペルを公開したり、地元有志のオーケストラの演奏が行われるなど、実に懐の深い教会です。

所在地:[Knox Church] 49, George street, North Dunedin, Dunedin

スコットランド移民によって作られた独特の文化を持つダニーデン。
クライストチャーチなどの観光名所に比べると、知名度は低いかもしれません。しかし定番の観光スポットとは趣の異なる建築物を楽しめる隠れた名所なのです。観光客に溢れる都心を離れて、のんびりと街並みを眺めてみてはいかがでしょうか?

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