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オタワ観光で覚えておきたいカナダの歴史的エピソード
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カナダの中でもオタワは古くから交通の要衝として知られており、面白いエピソードがあるスポットがたくさんあります。
オタワ観光をする際に立ち寄って見たいおすすめスポットを紹介していきながら、そこにまつわるエピソードを見ていきましょう。
ディーフェンバンカー冷戦博物館
オタワ郊外にあるディーフェンバンカー冷戦博物館は草原地帯の中にある博物館ですが、なんとここには「核シェルター」があります。
これはソ連の核攻撃を想定して作られたもので冷戦時の雰囲気を肌で感じることができるスポットなのです。
まるで映画の一場面のような核シェルターにご興味がある現代史好きな方にはたまらない博物館と言えるのではないでしょうか。
農業博物館
カナダの農業文化を学ぶ際にはこちらがおすすめです。
1920年代に建てられた納屋やサイロには当時のトラクターなどが展示されており、ハチミツや再生エネルギーに関する情報もまとめられているため、当時の農業文化に触れることができる貴重なスポットです。
家畜小屋には実際に豚や鶏が飼育されているため、動物が好きな方はこちらにも足を運んでみましょう。
ローリエハウス
カナダの第7代首相であるウィルフリッド・ローリエの邸宅です。
彼の死後にはその後の首相であるウィリアム・マッケンジー・キングもこちらの邸宅で生活をしていたため、約半世紀にも渡ってカナダの首相がここで生活や仕事を行なっていたわけです。
そんな「ローリエハウス」ですが彼らの死後には国立の史跡として保管されており、現在は当時の首相の仕事部屋や寝室を見学することができるようになっています。
コミッショナーズパーク
30万株にものぼるチューリップ畑が特徴的な公園です。
ここにチューリップ畑ができたのは過去にオランダから贈られたことから始まったとされています。
当時ナチスドイツの攻撃から避難するためにカナダに滞在していたところ、王女が産気づいてしまいます。
ところが当時の習わしで「子どもが生まれた時にオランダ領内にいないとその子は王位を継承できない」というものがあったのです。カナダで子どもが生まれてしまうとその子は王位を継承できません。
それを知った当時のカナダ政府が王女がいた病院を一時的に自らの領土から手放してオランダ領にするという粋な計らいにより、危機を脱することができたのです。
そのときにオランダが贈ったのがチューリップであり、それを機にこのコミッショナーズパークでは多くのチューリップが植えられるようになりました。
オタワの街並みは歴史との関連性が強く、見ていて飽きないスポットが多くあります。
オタワに行く際はそういった歴史的なエピソードを踏まえて雰囲気に触れてみると、新たな発見がありそうですね。