コペンハーゲンの学童保育所

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                                                 コペンハーゲンの学童保育は学校外の独立型

デンマークの首都コペンハーゲンの学童保育所は学校とは別の建物になっています。これは学校と同じ建物に設置すると、子どもたちは早朝から18時まで同じ子どもたちと同じ建物に入りっぱなしになり、好ましくないと労働組合が主張しているからです。一つの学童保育所は近くにあるいくつかの学校から子どもたちを受けています。その地域にはいくつかの学童保育所があり、子どもたちは自分の好みに合わせて選ぶことができます。 この制度であれば、別の学校の子どもたちと交流もできます。デンマークのほかの地域では、学校内学童保育がほとんどです。

山積みの裁縫材料

コペンハーゲン市の南西部にある、人口46,000のヴァルビイ区 (コペンハーゲン市は10区ある)の学童保育所シュルーア・フリチスセンターを訪問しました。利用者は3つの学校の6歳から10歳までの生徒90人。障害児が10人いて、5人がダウン症、5人が発達障害児です。この地域には他に2つの学童保育所があり、子どもや親が利用する保育所を決めます。スタッフは10人から15人で、利用者の人数によって責任者が配分しています。 平日の6時半から営業を開始し、9時に子どもたちを学校へ届けていったん閉園します。12時に送迎バスで学校へ子どもたちを迎えに行き、12時半から18時まで営業。週に2日は21時まで営業で、10人が利用しており、夕食を出します。終了後は自宅まで送っていきます。利用料は月1,200Dkr(約24,000円)、障害児は無料で、送迎も無料。

学童保育所ではアニメが人気

2013年8月から余暇施設での学習のサポートが義務化されましたが、スタッフに教員資格をもつ者がいないので、宿題は児童から求められたときにだけ手伝います。学校との対応が難しくなっていますが、こことしては遊びを通して学んでいってほしいと望んでいます。遊びや芸術活動には、裁縫、粘土細工、絵画、トランポリン、演劇、ゲーム、レゴ、ジャングルジム、ブランコなど、なるべく子どもたちから希望があるものを備えています。  夏休み中は6時半から17時半までの長い営業になります。しかし、親たちが3-5週間の夏休みを取るので、ここにくる子どもたちは少なくなります。送迎バスで海へ行き、カヌー、モーターボート、ウインドサーフィン、水泳などで遊びます。ときにはノルウェーなどの海外へも足を延ばすそうです。  コペンハーゲン市の余暇活動生徒は10歳~14歳のジュニアクラブ、15歳から18歳が青年クラブ、19歳から25歳の余暇クラブがあり、その一部はここに併設しています。利用者は200人で、うち20人が障害児です。利用料は月600Dkr。多くの子どもたちは10歳を超えてもここのジュニアクラブを利用しますが、地域のサッカーやバドミントン、乗馬などのクラブにも所属します。

スポーツ選手希望者は学童保育所で筋トレ

ここは100%市営ですが、予算の裁量権を与えられています。スタッフの人数も、利用者の数に合わせて増減させています。2年に一度、子どもたちにインタビューし、子どもたちの環境状態を評価して市へ提出します。障害がある青年たちがいるので、気を使っていますが、これまでに事故が起きたことはありません。  障害児との統合保育は、健常児と障害児を一緒にするとどちらにとってもいい、と言われていると担当のシンディ女史は言います。しかし、ダウンの子たちは彼女たちだけで遊び、健常児たちと交わることは少ないとも言い、含みを持たせる言い方をしています。  とにかく子供たちは元気で、あっちでもこっちでも真剣に裁縫や粘土での作品つくり、楽器演奏、Wiiのようなゲームなどに熱中し、笑い、騒ぎ、泣きしで、楽しい視察でした。

 

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