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スリに遭った!最初にするべきことは?&スリに遭わないためにできること

 最終更新日  

スリに遭わないために

一般的に、気を付けてさえいれば遭わないものだと思われている「スリ」。私もずっとその認識でした。海外旅行回数が50回を超えても一度も遭ったことがなかったからです。しかし、遭うときには遭ってしまうものでした。
今回は、どうして遭ってしまったのか、遭ったらどうすればよいのか、また遭わないためにできることはどんなことか、ご紹介してみしたいと思います。今後の旅行に参考になれば幸いです。

スペインで、初めてスリを目の当たりに!

スペイン旅行
私が旅行中に危険と無縁だった理由は、危険のない場所しか選ばなかったからだと思います。しかし同行者がいるようになり、行き先の選び方も変わってスペインへ行ったとき、生まれて初めて危険に巻き込まれる経験をしました。同行者がケチャップスリに遭ったのです。
同行者は以前にもスペインの別の街でスリに遭ったことがあり、「この国にはスリが多い」ことは2人とも十分に認識していました。このため対策として、ひったくられやすいバッグ類は一切持たず、貴重品も最小限ポケットに入る分しか持たず、と準備を万全にして観光に出ました。しかし、その日最初の有名観光地近くの駅で電車を降りて街を歩き始めたとき、突如それは起こりました。
いわゆる「ケチャップスリ」です。鳥のフンのようなものが上から落ちてきて騒いでいたところに、偶然通かかった親切な人が拭いてくれて、その間に財布を盗られる、というものでした。
盗られたのはクレジットカード2枚が入った財布で、うち1枚はのちに、この時間から5分以内に3000ユーロの不正利用をされたことが発覚しました。組織的なスリによる犯行だったようです。

スリに遭ったらまずは、クレジットカードの利用停止手続きをすること

クレジットカード
あまりにも突然の出来事に茫然としましたが、まずは観光の予定は止めてホテルへ戻りました。日本のクレジットカード会社に電話をして利用停止にしてもらうためです。当時はスマホが普及しておらず、その場での対処はできませんでしたが、もしスリに遭ったときには、不正利用される恐れがあるものの対処が最優先です。

現地で必要な手続きは?

被害に遭った証明書の受領手続きは、現地でする必要があります。具体的には警察に被害届をして調書を発行してもらうのです。
この書類は、海外旅行保険の補償が受けられる場合に提出が必要になりますし、また私達の場合はカードの不正利用が発覚したときにカード会社に提出したことで、3000ユーロの支払いが免除されました。
また、もしパスポートも盗られていたら「帰国のための渡航書」を発給してもらう必要があるため、現地の日本大使館・領事館へも報告が必要です。
ツアー会社の現地緊急連絡先への報告は、優先順位としては、カード利用停止の次ぐらいがよいと思います。何をすればよいか詳しく教えてもらえます。

遭ってみて分かった「遭いやすいタイプの人」、「遭わないためにできること」

なお、スペインで2回もスリに遭った同行者は西洋人ですので「日本人だから狙われやすい」ということは、ないと思います。
実はさらに彼はこのあと現地で、背中のバックパックのファスナーを何者かに大きく開けられました。そんなことをされてなぜ気づかない?と思いますが、要するに、スキがある人は何度でも狙われるのだと思います。別の同行者がいくらしっかりしていたとしても、本人が変わらない限り今後も同じことは起きるでしょう。
彼の普段の様子を観察すると、ポケットから財布がはみ出ていたり、バッグのファスナーがほんの少し開いていたり、出さなくてもいいところで不意に財布を出してみたり、するくせがあります。
日本にいる分には全く問題にならないことなのですが、スリは、このような小さなところに目をつけて、ターゲットを物色するのですね。もし心当たりがある方は、今後普段からスキがない人になれるようにぜひ心がけてみてください。

まとめ

このときの旅行では到着翌日の朝にスリに遭い、正直残り7泊をどう過ごそうかと思いました。しかし「対策をしたつもりでも、防げないこともある」と割り切る必要があることも学んだことで、心を切り替えて精力的に観光を楽しみました。今では、何年経ったあとでも鮮明に記憶が蘇る貴重な旅行だったと、よい思い出にもなっています。
大きなトラブルに遭遇しても、一歩引いて冷静に対処できる旅行者になりたいものですね。

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