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行ってよかった!海外グルメ食べ歩きオススメの国3選

 最終更新日  

肉料理

海外旅行には、いろんな楽しみ方がありますが、海外グルメを食べるのも旅の楽しみの1つだと思います。美味しい食事を食べると、テンションも上がりますよね。

今回は、わたしが1人旅した国の中で、行ってよかった!と実感したグルメの国3ヶ国をピックアップしました。国ごとの料理の特徴や魅力、おすすめの料理などもご紹介しますので、海外旅行に出る時の参考にしてみてください。
 

イタリア

ピザ
まず、ご紹介するのは、日本でもポピュラーなイタリアンです。

イタリア料理の特徴としては、素材そのものの味を活かした調理法とトマトソースやオリーブオイルを材料として多用することが挙げられます。

イタリアが今のような国に統一されたのは、19世紀後半のこと。そのため、イタリアでは、国全体の料理よりは、各地方の郷土料理が多くなっています。

イタリアンといえばピザとパスタが有名ですが、ピザはもともとナポリの郷土料理でした。現在では、ナポリとローマのピザが良く知られています。

ナポリピザの特徴は、柔らかくて、ふちの部分がもちもちふっくらしていること。ローマピザの特徴は、薄い生地でパリパリとした食感が味わえるところです。

トマト味のパスタ
パスタがイタリア中に広まったのも、ナポリでトマトソースが使われるようになったことがきっかけといわれています。

パスタは地方ごとに名物が違っていて、ナポリの名物はトマトを使ったポモドーロや貝を使ったボンゴレです。ローマの名物は、カルボナーラとアマトリチャーナ。海に面したベネチアでは、イカ墨のパスタが名物。ジェノバでは、松の実とバジルペーストを使ったジェノベーゼが名物です。

他のグルメとしては、ミラノ名物のオッソブーコ(仔牛すね肉の煮込み)、コトレッタ(ミラノ風カツレツ)、ミラノ風リゾット、フィレンツェ名物のビステッカ(Tボーンステーキ)やトリッパ(牛の胃袋のトマト煮込み)、ローマ名物のサルティンボッカ(仔牛肉の生ハム載せ)、ベネチア名物のシーフードのポレンタ添え(ポレンタは、とうもろこしでできたお粥)などがあります。

イタリア料理の魅力は、あまり気取らずに、家庭的な雰囲気でお腹いっぱい食べられるところにあるのではないでしょうか。(もちろん、高級なレストランもありますが)また、見た目が鮮やかで食欲をそそる料理が多いところも魅力です。

イタリアには、テイクアウトのピザ店や、カフェ、バール、バーカロ(バカリとも呼ばれる、ベネチアの立ち飲み居酒屋)、セルフサービスのレストランなど、1人でも入りやすい店がいろいろあります。

おすすめのグルメとしては、テイクアウトしやすいピザやパニーニ、アランチーニ(ライスコロッケ)、フォカッチャ、カラマリ(イカのフライ)、ジェラートなどがあります。

わたしが行った店ですと、ベネチアのセルフサービスレストラン・ロスティチェリア・ジスロン(Rosticceria Gislon)がおすすめです。
 

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フランス

クレープ
世界3大料理の1つに選ばれているフランス料理。フィレンツェに住んでいたカテリーナ・デ・メディチがフランス王アンリ2世妃となり、フィレンツェの食文化をフランスで広めたことがきっかけで発展したといわれています。

細部まで作り込んだ繊細さと濃厚なソースがフランス料理の特徴でしたが、1970年代には、素材を活かして、ソースを軽めにする、ヌーベル・キュイジーヌが提唱されるようになりました。

フランス料理といえば、クロワッサンやフランスパン(バゲッド)、サンドイッチなどのパンを思い浮かべる方が多いと思います。また、コンソメやポタージュなどのスープも有名です。これらの料理は全国共通ですが、多くの有名なフランス料理は、もともと各地方の郷土料理から始まったものです。

例えば、エスカルゴはブルゴーニュ地方のグルメですし、クレープはブルターニュ地方で生まれました。ラタトゥイユやブイヤベースはプロヴァンス地方、キッシュはロレーヌ地方、シュークルートはアルザス地方の名物です。

首都パリでは、国内の郷土料理の多くを食べることができます。また、いろんな国のお店が出店しているので、国際色豊かなグルメにチャレンジしてみてください。

フランス料理の魅力は、繊細な味付けや盛り付けの美しさなどにあると思います。パリに行った時、初めてエスカルゴを食べたのですが、食べる前の予想を裏切り、ガーリックバターの味付けの絶妙さに驚きました。

エスカルゴ料理
また、パリに行くまで存在を知らなかったのですが、モンパルナスでクレープ屋さんやカフェに入ろうか迷っていた時、偶然入ったのがレバノン料理のお店・Nouraです。ボリュームいっぱいでしたが、選択したベジタリアンメニューはヘルシーでおいしかったです。他にも、クスクスなどのモロッコ料理やファラフェルなどのユダヤ料理も、パリではポピュラーです。

パリには、フードコートやカフェ、テイクアウトできるお店など、1人でも食事しやすい店がいろいろあります。

特に、おすすめなのがデパートのフードコートやデパ地下です。わたしはギャラリーラファイエットの地下で、ワインを飲みながら、軽食をとりました。ギャラリーラファイエットには、上層階にフードコートもあります。ルーブル美術館のフードコート・カルーゼル デュ ルーブルも、夜に1人で食事するにはぴったりでした。マルシェやスーパー・モノプリのお惣菜をホテルに持ち帰って食べるのも良いかもしれません。

カフェ利用したのは、ルーブル美術館の目の前にあるカフェ・マルリーとポンピドゥー・センター内のジョルジュです。美術館や博物館のカフェも、1人で気軽に利用しやすいでしょう。

おすすめのグルメとしては、やはりパンとエスカルゴをおすすめしたいです。セーヌ川クルーズは1人でなく友人と参加したのですが、夜景を眺めながら、気軽にフランス料理のコースを食べられるのでおすすめです。
 

スペイン

タコのピンチョス
イタリア料理やフランス料理に比べて、少し地味なイメージのあったスペイン料理ですが、カタルーニャ地方にあった伝説のレストラン・エル・ブリを代表とするモダン・スパニッシュ料理が話題になったことから、2000年代には最先端の料理となりました。

バスク地方のサン・セバスチャンは美食の街として知られ、面積や人口比率に対して世界一ミシュランレストランが集中していることでも知られています。

スペイン料理は、素材本来の味を生かすこととオリーブオイルやニンニク、ひよこ豆を積極的に用いるのが特徴です。イスラム教徒が国を支配していたこともあるため、アラブ料理の影響も受けています。

スペイン料理の主なグルメとしては、じゃがいも入りのスパニッシュオムレツ・トルティージャやアーモンドの入ったヌガーのようなトゥロンなどがあります。これらは宗教行事のある祝日などに、全国的に食べられていたメニューです。

パエリア
日本でもメジャーなスペインの多くは、各地方の郷土料理です。

例えば、パエリアはバレンシア地方、ガスパチョはアンダルシア地方、にんにくのスープ・ソパ・デ・アホはカスティーリャ地方、サモサに似た、具入りのパン・エンパナーダはガリシア地方、ひよこ豆や肉、野菜を使ったシチュー・コシードはカスティーリャ地方の名物グルメです。

スペイン料理の魅力は、特にお酒飲みにはうれしい、おつまみのようなメニューが充実している、ということでしょうか。

バルに行けば、小皿料理タパスを頼むことができます。タパスは、もともとハエが入らないよう、飲み物に小皿で「ふた」をし、その上に料理を載せたことから名づけられました(タパはスペイン語で「ふた」という意味)。バスク地方などでは、串に刺したピンチョス(スペイン語で「串」という意味)として知られています。

タパスの代表的なメニューとしては、ハモン・イベリコ、エビのフリッター、パン・コン・トマテ(スライスしたフランスパンにニンニクを塗り、トマトを載せたカタルーニャ料理)などがあります。

スペインのおすすめのグルメとしては、やはりパエリアやタパスははずせません。1人で気軽に食事するには、ボカディージョ(バゲッドで作るサンドイッチ)やモンタディート(ボカディージョよりも小ぶりのサンドイッチ)、チュロスなどをテイクアウトするのも良いでしょう。

スペインの大きな都市は、市場(メルカド)が充実していると思います。わたしがバルセロナで訪れたボケリア(サン・ジョゼップ)市場には、バルのような飲食店もいくつかあり、観光客でにぎわっていました。

わたしがバルセロナに行った時、1人で食事した場所は、カタルーニャ音楽堂内のカフェテリア・Cafe Foyerやピカソが行きつけだったカフェ・4Gats(クアトラガッツ)です。

Cafe Foyerでは、世界遺産であるモンタネール作の建築の中でタパスを食べることができるので、味もさることながら、その雰囲気に酔うことができました。お時間がある方は、カタルーニャ音楽堂のツアーに参加したり、わたしのようにコンサートを聴いたりすれば、より楽しめますよ。

4Gatsには、わたしが利用した入り口近くのカフェスペースとレストランスペースがあります。夜に行くと毎晩音楽が聴けるそうで、わたしが行った時はアコーディオンの演奏を聴くことができました。

他に、デパート・エル・コンテ・イングレスのフードコートも、1人旅にはぴったりのグルメスポットです。
 

まとめ

以上、海外でグルメを食べるのにおすすめの国3ヶ国をご紹介しました。

今まで知らなかったグルメのおいしさを発見できるのは、海外旅行の楽しみの1つです。ぜひ、海外旅行先では、新しい味にチャレンジしてみてください。きっと、旅の良い思い出として、記憶に残り続けるに違いありません。

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