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アイスランドでおすすめの定番観光スポット8選
最終更新日
今回はわたしがアイスランドを旅行した時に訪れた、定番観光スポットを8か所ご紹介します。
わたしは主にレイキャヴィークに滞在し、これからご紹介する観光スポットを巡りました。アイスランドに行かれるご予定のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
レイキャヴィークとその周辺
レイキャヴィークの主な観光スポットをご紹介する前に、ちょっと話を脱線させていただきたいと思います。
小さいころ、ジュール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』など、児童冒険小説にハマりました。
レイキャヴィークの北西には、海(ファクサフロゥイ湾)をはさんで、『地底旅行』の舞台であるスナイフェルスヨークトル(スナイフェルス山)があり、天気が良ければ、そのシルエットを眺めることもできます。
わたしはその方向を眺めながら、あそこが本の舞台か、とちょっとしみじみした気分になりました。
ファクサフロゥイ湾では、ホエールウォッチングなども行われているようです。
では、レイキャヴィークの観光スポット4か所をご紹介します。
ハットルグリムス教会
レイキャヴィークの高台にある、ランドマーク的な教会です。
わたしは、女性誌で、ハットルグリムス教会の展望台から撮影された、カラフルな家々が立ち並ぶ風景を見ました。そして、『ここに行ってみたい!』と思い、アイスランドへ旅に出たのです。
アイスランドに行きたい、と思う方の大半は、オーロラをはじめとする自然を見に行くのがメインだと思われますが、きっと、レトロな風景が好きな方や雑貨好きの方が訪れても満足するのではないかと思います。
裾広がりの個性的なデザインが印象的なハットルグリムス教会。マグマが冷えて、柱状の岩・柱状節理になる様子をイメージして、造られました。
教会内にはアイスランドで最大のパイプオルガンがあり、6~8月にかけて、オルガンコンサートも開催されています。詳しくは、教会のWebサイトでチェックしてみてください。
チョルトニン湖
市役所前に広がる湖です。野鳥がいっぱい集まるので、観光の途中に立ち寄って癒されるのも良いかもしれません。
湖のほとりには、緑色の尖塔が目印の、レトロなレイキャヴィーク自由教会が建っています。
アゥルバイル野外博物館
19世紀から20世紀初めにかけて建てられた20軒以上の建物が立ち並ぶ、屋外の博物館です。
レイキャヴィークの郊外にあり、バスでも行けるのですが、わたしは自転車好きなため、レンタサイクルして訪れました。アイスランド人は背が高いため、座席を一番低くしても、つま先がかすかに地面につくくらいでした。道路(歩道も)はかなり広かったので、走りやすかったです。
博物館の近くでは、アイスランドホースが放牧されている様子を見ることもできましたし、帰りにクリングランショッピングセンターに立ち寄ることもできました。
わたしが行ったのは5月だったので、営業時間は午後からでした。6~8月は朝からオープンしていて、カフェも営業するようです。
ガイドさんと一緒に、屋外展示されている建物を巡った時に、屋根に芝生が生えた教会の中を見学することができました。屋根に芝が植えられた家は、ターフハウスと呼ぶそうです。あいにく英語があまり話せないため質問できなかったのですが、一緒に回ったご夫婦は積極的に質問していました。
ガイドツアーで一周した後、レンタサイクルに置き忘れたデジタルカメラを取りに行き、園内を撮影しながら歩いていたら、猫が一匹近づいてきて、お腹を見せてくれました。退屈だったので、遊んでほしかったのかな。猫好きには、うれしい一コマでした。
園内のミュージアムショップでは、建築物の写真が印刷されたポストカードを記念に購入しました。
レイキャヴィーク写真美術館
公立図書館内にある、無料の写真ギャラリーです。スペースが狭いため、時間があったら立ち寄る感じで訪れてみてください。
わたしが行った時は、アイスランドの教会建築の写真展が開催されていて、魅力的な教会建築をいっぱい見ることができました。時間があったら、地方の教会も見てみたいと思ったのは、その影響です。
その後、レイキャヴィークのおみやげ屋で教会のミニチュアが何種類か売っていることを発見し、おみやげとして1つ購入してしまいました。
それ以外の地域
ゴールデンサークル
レイキャヴィークからの日帰りツアーで、最も定番の観光スポットです。
●5~10分に1度噴き上がる、ゲイシール近くにある、ストロックルという間欠泉
●ユーラシア大陸とヨーロッパ大陸の間の割れ目といわれているギャゥが見られるシンクヴェトリル
この3か所を合わせて、ゴールデンサークルと呼んでいます。
グトルフォス
アイスランド語で『黄金の滝』という名前がついています。晴れた日には、滝の水しぶきで虹が見られることも。
滝に向かって遊歩道を歩いていくので、鑑賞スポットが何か所もあり、近づくごとに滝は迫力を増していきます。
ゲイシール
13世紀から噴き出していた大ゲイシールという間欠泉があったので、この名がついたのですが、20世紀に大ゲイシールは活動を停止し、今もほぼ休止状態です。
現在は、ストロックルという間欠泉が、観光スポットとして人気です。観光した後は、山小屋風のレストランやカフェで一息入れることもできます。
シンクヴェトリル
海底にあった山脈が隆起し、地上にあらわれた、世界でも珍しい場所です。
ユーラシアプレートと北米プレートの壁にはさまれた割れ目の底を、歩きながら観光することができます。溶岩が固まってできた壁は頑丈そうに見えますが、今も火山の力などでちょっとずつ広がっているのだとか。
シンクヴェトリルは、930年に、世界初の民衆による議会が開かれたことでも知られ、世界遺産にも選ばれています。
途中には、ペニンガギャゥと呼ばれる、アイスランド版トレビの泉のような場所もあり、コインがたくさん投げ込まれていました。
ゴールデンサークルツアーでは、3000年前の噴火によってできたといわれる湖・ケリズ火口湖にも立ち寄ります。
ブルーラグーン
アイスランドの温泉、といったら真っ先に思い浮かぶブルーラグーン。隣の地熱発電所で発生した温水を使った施設です。
わたしは5月に入ったためか、かなりぬるく感じました。広いので、場所により温度差があるようです。もう少し熱い場所を探しながら移動すれば、より楽しめたかもしれません。
久々のビキニでどきどきしながら入りましたが、周りは誰も気にしていませんでした。
わたしは塗りませんでしたが、皮膚に効くといわれている、シリカの泥パックを顔に塗っている人もいました。パック用の泥を自由にもらえるコーナーもあります。
ブルーラグーンに入りながら、バーでお酒を飲むこともできるようです。
ブルーラグーンに入った後は、ガラス越しにブルーラグーンを眺めることのできるカフェで一休み。
宿泊したノーザンライトインからブルーラグーンまでは歩いて移動したのですが、その道の両側は、ごつごつした溶岩だらけで、火星みたい、と一瞬思ってしまいました。
ノーザンライトインの『ノーザンライト』とは、日本で言うオーロラのこと。こちらはホテルなのですが、アットホームな感じが良かったです。空港までの無料送迎サービスもありました。
まとめ
今回ご紹介した以外にも、レイキャヴィークにはドーム状の建物・ペルトラン、コンサートホール・ハルパ、沖合のヴィーズエイ島にあるイマジン・ピース・タワーなど、他にもいろいろ観光スポットがあります。
結局行かなかったのですが、わたしはアイスランドの北側にあるアークレイリも、旅の候補に入れていました。アークレイリはアイスランド第2の都市で、レイキャヴィークから飛行機に乗れば、約45分で到着することができます。
他にも、レンタカーを借りてドライブしたり、夏に多く開催されているツアーに参加したりすることで、あまり知られていないアイスランドの魅力を発見できるかもしれません。
ぜひ、アイスランドで、ご自分ならではのお気に入りの場所を見つけてみてくださいね。