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妊婦で海外旅行は大丈夫?旅行先の選び方や注意事項・持っていくべきもの

 最終更新日  

妊婦のおなかとエコー写真

海外旅行が身近になった現代では、妊娠していても海外旅行に出かける人が増えています。妊娠中のストレスを海外旅行で発散したいと考える人も多いようです。

妊婦で海外旅行に行くのは、本来であればあまりおすすめできません。どうしても妊娠中に海外旅行に行くのであれば、それなりのリスクを承知しておく必要があります。

妊婦の海外旅行におけるリスクや、どうしても海外旅行に出かけたい場合の旅行先の選び方、注意事項や持っていくべきものについてご紹介します。
 

妊婦の海外旅行におけるリスク

妊娠中の女性

妊婦の海外旅行は、安定期に入った妊娠12週以降から後期に差し掛かる27週くらいまでなら可能とされています。しかし、妊婦が海外旅行するにはそれなりのリスクが伴います。後悔しないためにも、妊婦の海外旅行におけるリスクを予め承知しておきましょう。
 

医師からの許可が必要

妊婦が海外旅行できるのは、安定期と呼ばれる時期です。安定期に入る前だと流産の危険性がありますし、妊娠後期は慣れない土地のストレスなどで早産のリスクがあります。

安定期なら海外旅行をして大丈夫という意味ではありません。安定期であっても妊婦の海外旅行では常にリスクが伴いますし、医師からの許可も必要です。医師に確認せずに独断で海外旅行しないようにしましょう。
 

妊婦はエコノミー症候群になりやすい

妊婦はエコノミー症候群になる可能性が格段に上がると言われています。通常の人に比べて妊婦は様々な影響を受けて体調を崩しやすいので、海外旅行中は常に注意が必要です。

最悪の場合、妊婦のエコノミー症候群だけでなくお腹の中の赤ちゃんに血栓ができて死亡するという例も報告されているそうです。体調管理のリスクについては今一度理解しておきましょう。
 

海外旅行先での飛び込み出産のリスク

妊娠後期に近づけば海外旅行中のストレスや疲れなどで、出産が早まってしまう可能性があります。知っている人がいない海外で産気づいてしまったら大変です。飛び込み出産を受け入れてくれる病院があるかどうかわかりませんし、医師が適切な処置をできるか、言葉が問題なく通じるか、など幾多のリスクと共に出産を迎えることになります。

また、国によっては治療費が大変高額です。数千万円ではきかず、億単位の治療費を請求される場合があることを予め知っておきましょう。妊婦でも加入できる海外旅行保険がありますが、出産費用のカバーをしてくれない保険も多いので、その場合の治療費は実費となります。
 

妊婦の海外旅行先の選び方

空を飛ぶ飛行機

妊婦の海外旅行は推奨できるものではありませんが、それでも海外旅行をしたい妊婦さんに向けて旅行先の選び方をご紹介します。
 

フライト時間が短め

ただでさえ身体がデリケートになっている妊婦にとって、フライトはとてもストレスになりますし、エコノミー症候群の危険性を考慮しなければなりません。フライト時間がなるべく短く、乗り継ぎもない海外旅行先を選ぶと良いでしょう。

数時間のフライトでも同じ姿勢を続けるのは身体に負担になります。妊娠中に海外旅行をする時は、ビジネスクラスを利用して少しでも身体への負担を和らげてあげましょう。座席が広いだけでなく、チェックインがスムーズだったり優先搭乗ができたりと、他にもメリットがあります。
 

無理のないスケジュール

周遊ツアーや弾丸ツアーなどスケジュールに無理があるツアーは決して選ばないようにしましょう。バスで長時間の移動が多かったり、徒歩での観光が多いツアーも避けた方が良いです。

時差が大きい国への海外旅行は時差ぼけで体調を崩す可能性があるので、あまりおすすめできません。妊婦の体調を第一に考え、ゆったりと過ごせるスケジュールを組みましょう。
 

衛生面の心配がない

国によっては日本のように清潔でない場合があります。不衛生な食べ物や水を体内に入れると、繊細な妊婦の身体に影響が出てしまいます。清潔で衛生面の心配がない国や都市、ホテルを選びましょう。
 

妊婦が海外旅行する時の注意点・持っていくべきもの

母子手帳とエコー写真

妊娠中に海外旅行する際は、妊婦の身体を気遣う必要があるのに加えて、いざという時のことを考えておく必要があります。妊婦の海外旅行に際して気をつけるべきことや、持っていくべきものをご紹介します。
 

医師の診断書や同意書をもらう

妊婦が海外旅行に出かける際は、医師の許可が必要です。航空会社やホテルによっては診断書や同意書がないと搭乗や宿泊の許可がおりませんので、必ず医師の診断書や同意書をもらっておきましょう。合わせて航空会社とホテルには事前に、妊婦であることを伝える必要があります。
 

母子手帳や健康保険証の携帯

海外旅行であっても母子手帳と健康保険証の携帯は必須です。旅行先で何があるかわかりませんので、緊急連絡先を記載した母子手帳を持って行きましょう。
 

海外旅行保険に加入しておく

妊婦が加入できる海外旅行保険があります。妊娠中は身体が不安定で海外旅行先で異常が発生する可能性も十分にありますので、妊婦の海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。出産の補償がない保険もありますので、補償内容はよく確認しておきましょう。
 

暖かい服装、冷え防止グッズを持参する

身体が冷えてしまうと体調を崩しやすくなるので、暖かい服装を心がけることが大切です。飛行機の機内は想像以上に寒いことも多いので、機内で配布されるブランケットが足りなければもう一枚もらい、決して身体を冷やさないに心がけましょう。自分で冷え防止のグッズを持参するとより安心です。
 

どうしても妊婦で海外旅行するなら十分に気をつけよう

妊娠中の海外旅行はリスクが多いため、本来であれば避けた方が無難です。
それでも海外旅行に出かける場合は、妊婦の海外旅行におけるリスクを十分に理解し、妊娠時期をよく考慮した上で体調管理に注意してください。

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