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海外旅行先で洗濯するための3つのポイント

 最終更新日  

窓から干された洗濯物

海外旅行の荷物はなるべく軽くしたいと思われる方も多いのではないでしょうか。荷物を減らす方法として、持っていく洋服の枚数を減らし、現地で洗濯するのも1つの手です。

この文章では、海外旅行中に洗濯する方法3種類の比較、洗濯するためのコツなどをご紹介します。これから海外旅行に出るご予定があり、旅行先で洗濯しようかどうか迷われている方は、参考にしてみてください。
 

海外旅行中に洗濯する方法は?それぞれのメリット・デメリットをご紹介

外国のコインランドリーの風景

海外旅行先で洗濯する方法としては、主に、手洗い・コインランドリー・ランドリーサービスの3つの方法があります。それぞれのメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
 

手洗い

洗面所のシンクや浴槽(バスタブ)の中で、自分で手を使って洗う方法です。

手洗いのメリットとしては、

●お金がかからない
●洗濯物を部屋から持ち運ぶ必要がない

など、

逆にデメリットとしては、

●汚れが落ちにくい
●洗濯するための時間をとられる
●脱水に力がいる。洗濯物が乾きにくい
●洗濯道具を持ち運ぶ必要があるため、荷物がかさばる可能性(個人差あり)

などが考えられます。
 

コインランドリー

街にあるコインランドリー(ランドロマット)で洗濯する方法です。

コインランドリーのメリットとしては、

●大量の洗濯物をいっぺんに洗える
●汚れがしっかり落ちる

など、

デメリットとしては、

●洗濯物が盗まれないようお店に待機した場合、待ち時間が発生する
●洗濯が終わるまでにお店に戻ってこないと、次に洗濯する人が洗濯物を勝手に出す可能性がある
●自分でお店まで洗濯物を持ち運ぶ必要がある
●洗剤を自分で購入する必要がある
●使い慣れていないと、使い方がわからないこともある
●手洗いに比べ、お金や時間がかかる

などが挙げられます。
 

ランドリーサービス

ホテルに宿泊すれば、ホテル内のランドリーサービスに洗濯を依頼することもできます。

ランドリーサービスのメリットは、

●仕上がりが丁寧
●アイロンがけしてもらえる
●しみなども落ちる
●部屋に洗濯物を取りにきたり、届けたりしてもらえる

など、

デメリットとしては、

●手洗いやコインランドリーに比べ、値段が高い 
●受け取るまでに時間がかかる

などが挙げられるでしょう。
 

旅先で洗濯をしたほうがよい洗濯物なのか、どう判断する?

ロープに干された洗濯物のシャツ

手洗いで洗濯する場合、直接肌に触れるもので、乾きやすいもの、という基準で、洗濯するものを決めると良いでしょう。
毎日着替えることが多い、靴下・下着(パンツやブラジャーなど)・Tシャツなど。素材としては、綿かポリエステル、混紡などが手洗いに向いています。

反対に、乾きが遅かったり、縮む可能性があったりするもの、おしゃれ着などは、手洗いしないほうが良いでしょう。
例えば、厚手のジーパンやトレーナー、ウールのセーターやカーディガン、ワンピースやスーツなどです。

コインランドリーの場合も、ウールなど、縮むおそれのある衣類は、なるべく洗濯しないほうが良いでしょう。もし、縮みやすいものやナイロンやアクリルなど溶けやすいものを洗濯する時には、乾燥機を中低温に設定する必要があります。
 

便利な洗濯グッズと洗濯をする時のコツや注意点

洗濯ブラシと洗剤

洗濯の便利グッズ

手洗いする時に便利な洗濯グッズとしては、

●ロープやひも
●洗濯ばさみ
●携帯ハンガー
●小袋サイズまたはシートタイプの洗剤や柔軟剤
●洗濯にも使え、濡れたものも収納できるジップロックやビニール袋
●つけ置き洗いもできる、折り畳み可能なバケツ

などがあります。

他にも、袋の中に洗濯板のようなものがついた旅行用洗濯袋や硬水でも軟水でも使えるジェル状の旅行用洗濯洗剤など、便利な洗濯グッズがいろいろ販売されているようです。
 

海外旅行中の選択のコツ

洗濯する時のコツについては、わたしが一人旅する中で、実体験してきたことを基にご紹介します。

わたしの場合、あまり匂いに敏感というわけではないため、洗面所のシンクまたは浴槽で、Tシャツは脇の下と首中心、パンツは汚れた場所、靴下は底の部分、ブラジャーは胸が当たる部分だけ、部屋に備え付けのボディシャンプーまたは石鹸でもみ洗いをしていました。他の部分はぬるま湯で濡らすくらいです。

そうすると、すすぎも早く終わりますし、しわになりにくいと思います。本当はつけ置きしたり、足で踏んだりすると汚れが落ちやすいようなのですが、わたしはしたことがありません。旅の最中は簡易的に洗濯をし、家に帰ってから洗濯機で洗うようにしていました。なお、ボディシャンプーよりもシャンプーを使うと汚れが落ちやすい、という説もあるようです。

乾燥する時は、風呂場に備え付けのロープがあればそこに(引っ張ると伸びるタイプ)、なければ、風呂場にタオル掛けがあるので、そこに干していました。ハンガーは使わず、真ん中くらいで折った状態で干します。シャワーカーテンのレールや浴槽のへりに干したこともあったかもしれません。部屋のハンガーが取り外せれば、それを使って干すこともできるでしょう。

ヨーロッパの場合、セントラルヒーティングのため、温水パネルヒーターがあるホテルが多いので、綿のパンツ、靴下、Tシャツなどを載せて干すこともありました。

洗濯物が乾かないと困るので、なるべく連泊する初日に洗濯するようにしています。ヨーロッパやアメリカなどは空気が乾燥しているため、夜洗濯すると、翌日までに乾くことが多いです。バスタオルやセームタオルにはさんで水分をとると乾きが早いようですが、わたしはその方法はしたことがありません。絞る時は、ねじり絞りよりも、おにぎりを握るようにやさしく絞ったほうが良いそう。洗濯ネットに入れて、手で振り回しても、脱水効果があるそうです。

どうしてもホテルを出発するまでに乾かない時は、ドライヤーを使用して、乾燥時間を短縮したり、乾いてない状態のままビニール袋に入れて、持ち歩いたりしました。その場合、生乾きは臭うため、次のホテルに到着したら再度洗います。

旅の最中に洗濯するのはめんどくさいですし、帰りの荷物も減らしたいので、古い下着をはいていき、紙袋などに入れて、洗わずに捨ててくるという方法もとったことがあります。綿素材よりも履き心地は良くないかもしれないですが、トラベル用の使い捨て紙パンツを使う方法もあります。最近は使い捨て綿パンツも販売されているようです。

Tシャツの上に重ね着するものは、しみや汚れがつかなければ、基本的に洗いません。ダウンジャケットもそのままずっと着ていましたが、クリーニングに出さない時、自宅ではファブリーズを脇の下の部分だけ使うことがあるので、布を消臭できるファブリーズやリセッシュの携帯用を持参するのも良いかもしれません。

わたしは着心地の良さから薄手の綿素材を着ることが多いですが、ポリエステル混紡の登山用Tシャツは水分が乾きやすいので、海外旅行向きだと思います。寒い時に重宝する、ヒートテックやタイツも、早く乾きやすいです。
 

洗濯時の注意点

続きまして、洗濯する際の注意点をご紹介します。

●海外の多くの場所は、景観や盗難の関係で外には洗濯物を干すことができない
●日本は軟水ですが、欧米では硬水が一般的。お湯でなく水で洗う場合、粉末洗剤が溶けにくいので、液体タイプやジェル状の洗剤がおすすめ
●コインランドリーの洗濯用にジェルボールを持っていく時には、破裂防止のため、タッパーや専用ケースにしまって持っていく
●コインランドリーでジェルボールを使う時には、洗濯物を入れる前に入れる
●コインランドリーで洗濯する時には、下着などは洗濯ネットに入れる
●コインランドリーでは小銭しか使えない場合もあるので、細かいお金を用意する
●色落ちしそうなものは、あらかじめ自宅で洗って、ある程度色を落としておく
●色落ちしそうな場合は、色物と白い物を分けて洗濯する

以上のようなことに気を付けて、海外では洗濯をしてみてください。
 

まとめ

これまで、海外旅行先で洗濯する際のポイントについてご紹介してきました。

個人旅行する時は、いかに荷物を減らすかで悩むことが多いのですが、旅の途中で洗濯をしたり、洋服を着回したりするようにしたことで、だいぶ負担は減った気がします。どうしても服や下着が足りない時は、現地で購入するという方法もあります。

ぜひ、今回ご紹介した内容を参考にして、なるべく身軽に海外旅行をしてみてくださいね。

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