1. 海外旅行・ツアーTOP
  2. 旅コラムTOP
  3. 海外旅行おすすめ情報
  4. 初めての海外旅行でも大丈夫!知っておきたいポイントや注意点

初めての海外旅行でも大丈夫!知っておきたいポイントや注意点

 最終更新日  

地図の上に置かれたカメラと写真

海外旅行に行こうと決めたけれど、初めての経験にワクワクドキドキしながらも、ちょっと不安、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、初めての海外旅行で知っておきたいポイントを、シチュエーション別にご紹介します。出かける前に目を通しておけば、海外旅行に出発した後に、きっと役に立つはずです。
 

1.出発前に準備すること

海外旅行に出る前の事前準備

カレンダーとスマホと航空チケット
まずは、自分の旅のスタイルを決めましょう。

できれば、初めての海外旅行はツアーに参加することをおすすめします。そのほうが、何かトラブルが発生した時に、旅行会社や現地係員が対処してくれるためです。また、ツアーのほうが旅行の値段は安く(ホテルに宿泊する場合)、食事や移動なども手軽にできます。その一方、旅の自由度は低めです。一人でツアーに参加する場合は料金が高額になるケースが多いですが、最近は一人旅専用のツアーもあります。

もし、個人で海外旅行に行く予定ならば、ガイドブックや外務省の海外安全ホームページを事前にチェックして、現地で遭いそうなトラブルを調べておくようにしてください。また、外務省からの緊急連絡が受け取れるよう、たびレジに登録しましょう。

予防接種が必要な国に行く時は、予防接種を事前に受けることをおすすめします。
 

海外旅行に持っていく主な持ち物リスト

パスポート

海外旅行に出かけるために欠かすことができないパスポートは、通常、申請日を含め、土曜・日曜・祝日・振替休日・年末年始を除いて、最短1週間くらいで受け取りが可能です(各都道府県や申請場所により、日数が多少異なります)。しかし、戸籍謄本(または戸籍抄本)1通を提出する必要があるため、本籍地と現在の住所が異なる方は早めに準備するようにしてください。

申請は代理でもできますが、受け取りは本人が行く必要があります。受け取った時には、名前に間違いがないかチェックするようにしましょう。パスポートの名前表記はヘボン式ローマ字です。

提出が必要な書類は、以下になります。

●一般旅券発給申請書  ※申請窓口でも受取可能
●パスポート用写真
●申請日から6ヶ月以内の戸籍謄本(または戸籍抄本)1通
●住民票 1通(本籍地と現在の住所が異なる場合)
●本人確認書類
(運転免許証などは1点、健康保険証などは2点書類が必要です。)

詳しくは、外務省のパスポートの申請から受領までをご確認ください。
 

電子渡航認証システム(対象の国に出かける場合)

短期の海外旅行であっても、アメリカはESTA 、オーストラリアはETA(ETAS)、カナダはeTA、ニュージーランドはNZeTAの申請を事前にしないと、入国することができません。電子渡航認証システムは、最長72時間で発行されるといわれていますが、システムトラブルなどで遅れる可能性もあるため、なるべく早めに手続きしましょう。
 

ビザ(対象の国に出かける場合)

ロシアは短期の海外旅行であっても、大使館に行ってビザを発行してもらう必要がありますが、ウラジオストク、ハバロフスク、ユジノサハリンスクの中の1都市に滞在する場合は、電子ビザで申請することが可能です。電子ビザは4日前までに申請する必要がありますが、できたら1週間前までには申請することをおすすめします。
 

クレジットカード

日本のように現金で支払いできる国は少ないです。VISAとMastercardが使える場所が多いですが、どちらかしか使えない店もあるので、2枚持参すると良いでしょう。クレジットカードがあれば現地でキャッシングすることもでき、外貨両替より手数料が安いこともあります。
 

航空券

eチケットの場合、控えを用意しましょう。航空券を購入したら、名前に間違いがないか忘れずにチェックしてください。
 

保険証書

海外旅行保険に加入したら、保険証書を忘れずに持参しましょう。空港への到着時間がぎりぎりでなければ、空港でも加入することができます。クレジットカードに付帯されているケースもありますが、保障額が少ないかもしれないので、加入することをおすすめします。
 

緊急連絡先のメモ

クレジットカード会社の紛失・盗難デスク、海外旅行保険やクレジットカード会社の医療アシスタンスサービス、現地大使館か領事館の連絡先を控えておくと、現地で何かあった時に役立ちます。

海外旅行保険やクレジットカード会社の付帯サービスは、医療アシスタンスサービスの契約病院で治療しないと、自費診療で高額になる可能性も。
パスポートのコピーや証明写真の予備、クレジットカードのコピーも持参すると、スリやひったくりに遭った際に役立ちます。
 

飲みなれた薬

 
海外の薬は効き目が強いものが多いので、身体に合わない可能性があります。また、夜に体調が悪くなっても、お店が開いてなくて買いに行けないかもしれません。

風邪薬や下痢薬、胃薬、酔い止めなど、飲みなれているものを持参するようにしてみてください。
 

ボールペン

機内で配られる出入国カードを記入するため、あると便利です。
 

スマホ

海外で地図やお店の口コミをチェックしたり、翻訳機能を使ったりするため、あると便利です。充電器も忘れずに持っていきましょう。国内のスマホを海外で使う場合、海外パケット定額サービスに加入するか(対象エリアが限られ、事前に契約が必要です)、データローミングをオフにしてから、レンタルした海外用モバイルWi-Fiを使用します。

海外にも無料Wi-fiが使える場所もありますが、セキュリティなどに問題がある可能性もあるため、国内でレンタルすることをおすすめします。
 

変換プラグ

 
国によってコンセントの穴の形が異なっているので、日本の電化製品を使えるようにするため、変換プラグを持参するようにしましょう。今後も海外に行かれる予定があるならば、すべての形に対応したマルチタイプがおすすめです。

カメラやスマホの充電器は海外対応している製品がほとんど(電圧が100V-240V)ですが、もし海外対応でないドライヤーなどを持っていく場合は、変圧器が必要になります。国内専用のドライヤーは変圧器を使っても熱風が出ないこともあるため、海外対応の製品を持参するか、ホテル備え付けのものを使うことをおすすめします。
 

ジッパー付きのビニール袋

 
機内に持ち込む液体はすべて100ml以下の容器に入れ、縦20cm×横20cm以下のジッパー付きのビニール袋にしまわなければなりません。空港でも売っていますが、100均などでも買えるでしょう。
 

スーツケース

 
アメリカに行く場合、TSAロック対応のスーツケースを使わないと、空港で中身をチェックする際に壊される恐れがあります。それ以外のスーツケースは、鍵をかけない状態で預けることになります。TSAロック対応のスーツケースベルトを使えば、TSAロック対応のスーツケースと同じ効果はあります。

空港では手荒に扱われることが多いため、中身を守るにはハードケース、軽さを重視するならばソフトケースをおすすめします。もし、割れ物を入れる場合は、エアキャップや服などで巻いて保護しておきましょう。

帰りは荷物が増えるので、出かける前はスペースに余裕を持たせましょう。服が多くなりそうでしたら、圧縮袋を使って、かさを減らす方法もあります。盗まれる可能性があるので、貴重品は入れないようにしましょう。
 

洋服

クラシックのコンサートやオペラ、高級レストランに行く予定のある方は、男性はジャケット、女性はワンピースなど、ドレスコードに適した服装を持参するようにしましょう。 しわになりにくい服のほうが、アイロンをかける心配などもせずに済みます。

温度調節しやすいよう、カーディガンや前開きのシャツなども持参するようにします。同じ都市に何日か滞在する予定ならば、Tシャツは現地で洗うこともできるので、宿泊日数よりも少なめに持っていっても良いでしょう。
 

ウエットティッシュ

便座が汚れている場合やテーブルが汚れている場合など、何かと重宝します。
 

ティッシュ

トイレットペーパーがない場合に使えます。トイレに紙を流すことができない国では、個室内のごみ箱に捨てるようにしましょう。
 

2.機内や空港で気を付けること

出発前~国内の空港

空港の風景
空港には、2時間前には到着するようにしましょう。乗り遅れた場合はチケットを再度購入しなければならないため、早朝に出発する便に乗る場合は、空港近くのホテルに前泊することをおすすめします。空港にターミナルが複数ある場合は、搭乗予定の航空会社のターミナルを間違えないようにしてください。
 

チェックイン

到着したら、eチケットとパスポートを用意して、航空会社のカウンターまたは自動チェックイン機でチェックインします。チェックインが終わったら、預け入れ荷物がある場合は、カウンターで荷物を預けましょう。

飛行機に預け入れられる荷物や機内に持ち込める手荷物の重さ・サイズの規定は、航空会社により異なります。事前に、搭乗予定の航空会社のサイトでチェックしてみてください。特に、LCCは規定にシビアで、有料のケースも多いので、注意が必要です。

リチウム電池は預け入れできないため、機内持ち込みする必要があります。それ以外の持ち込み、預け入れ禁止品についても、航空会社のサイトで詳細を事前にチェックしたほうが良いでしょう。預け入れした荷物が届かないロストバゲージに備えるため、1~2日分の着替えは機内持ち込みすることをおすすめします。
 

保安検査

機内には100ml以上の水分が持ち込めないため、飲みかけのペットボトルなどは、保安検査の前に、ごみ箱に捨てます。

保安検査場では、腕時計やアクセサリー、ベルトなどの小物やコート、ジャケット、ブーツ、バッグなどをその場に置かれているトレイに入れ、ベルトコンベヤーに載せて、X線の機械に通します。スマホやパソコンなどは、バッグから出して、トレイに載せましょう。人間は、その脇にある金属探知機のゲートを通り抜けます。
 

税関申告

海外に100万以上のお金を持ち出す場合や腕時計など外国製の高級品を持ち出す場合は、税関で申告が必要です。支払手段等の携帯輸出・輸入申告書または外国製品持出し届を1通提出しましょう。
 

出国審査

出国審査では、1人ずつ審査官の前に進み、パスポートの写真の顔が本人と同じか審査を行います。その際、パスポートは、パスポートカバーをはずして審査官に渡しましょう。航空券が必要な時もあるので、すぐ出せるよう準備しておきます。チェックが済むと出国スタンプが押され、出国手続きが完了です。一部の空港では、自動の顔認証サービスも導入されていますが、その場合、出国スタンプは押されません。
 

搭乗口

出国審査後の免税エリアではペットボトルの水も購入できるので、必要な方は購入して、飛行機に持ち込んでください。

外貨両替は外国に行ってもできますが、ドルやユーロの場合は国内で換金したほうが有利です。海外旅行保険に入り忘れていた方は、免税エリアで加入することもできます。

表示板でフライト情報を確認したら、搭乗口に向かいましょう。搭乗案内が始まったら、飛行機に乗車します。車いすの方や小さなお子さんは、はじめに搭乗することができます。
 

機内にて

搭乗して席に着いたら、荷物を棚の中か前の座席の足元に入れます。離陸前に、スマホや携帯が機内モードに設定されているか、確認しましょう。

機内では、緊急時に備えて、シートベルトは常にはめるようにします。また、エコノミー症候群対策のため、身体をこまめに動かすようにしたほうが良いでしょう。気圧が低いので、お酒は飲み過ぎないでください。

気圧の関係で、離着陸の際に耳が痛くなる可能性があります。その時は、ガムやあめを食べたり、つばをのみこんだり、あくびをしたりしてみてください。機内では、出入国カードが配られるので、到着前に記入しておきましょう。
 

到着した空港で

検疫

海外で体調を崩した場合、検疫手続きを行います。
 

入国審査

居住者か非居住者で列が分かれているので、非居住者の列に並びましょう。1人ずつ審査官の前に進み、パスポートと記入した出入国カードを提出します。帰りの航空券が必要なこともあるので、手元に用意しておきましょう。入国審査では、英語で、旅行の目的(観光か仕事か)と滞在先(ホテル名)、滞在日数を聞かれる場合が多いです。空港によっては、顔を撮影されることも。入国スタンプが押されたら、入国手続きは完了です。
 

手荷物受け取り

入国審査が終わったら、手荷物受取場に移動し、自分が乗ってきた飛行機の便名が表示されたターンテーブルへ向かいます。

似たようなスーツケースだとターンテーブルで間違えて持っていかれる可能性があるので、できれば目印(スーツケースベルトやスーツケースカバー、タグ、シールなど)を付けておいたほうが良いでしょう。
荷物を預けた時に受け取ったクレームタグと同じナンバーのタグがついた荷物を受け取ります。

もし、ロストバゲージに遭ってしまった(最後までターンテーブルから荷物が現れない)ならば、クレームタグの番号や滞在先などを係員に伝え、後ほど配達してもらいます。
 

帰国する際の注意点

帰国する際の飛行機が乗り継ぎ便の場合、最初の空港でスルーチェックインした後で酒やメープルシロップなどのおみやげを購入してしまうと、乗り継ぎする空港で没収されてしまいます。それを防ぐには、乗り継ぐ空港でいったん預け入れ荷物を受け取り、おみやげを移し替える必要があります。

帰国前には、ドルやユーロ以外のお札は外貨両替するようにしましょう。珍しいお札だと、日本では両替するのが難しくなります。小銭は外貨両替できないので、おみやげを買うなど、現地空港でなるべく使うようにしたほうが良いでしょう。空港内ではチップは発生しないので、小銭を残しておく必要はありません。

飛行機に乗る際には、表示板でフライト情報を確認するだけでなく、周りの動きもチェックするようにしてみましょう。搭乗30分前なのに、周囲に人があまりいない場合、搭乗口が変更になった可能性もあります。再度、フライト情報を確認するか、航空会社の係員に確認してみてください。そうすることで、飛行機の乗り遅れを防ぐことができるでしょう。

海外のブランド品などを購入した時には、日本の空港に到着後に、税関申告も忘れず行ってください。
 

3.滞在中に気を付けること

並べられた洋服とカメラ、帽子

欧米をはじめとしたチップを払う習慣のある国では、小銭を使う機会が多いので、外貨両替する時に小銭にも変えてもらうようにしましょう。また、高額紙幣に外貨両替されてもお店で受け取ってもらえない可能性があるので、小額紙幣にくずしてもらうと良いでしょう(ドルの場合、1ドル~20ドルくらい。1ドルは一番使い勝手が良いです)。

お金は盗まれても海外旅行保険で補償されないので、あまり大量に持ち歩かないようにしましょう。お金を持ち歩く時は、シークレットポーチなど、財布以外の場所にわけてしまうと良いかもしれません。シークレットポーチは、スキミング防止付きの製品がおすすめです。

クレジットカードがスキミングされないよう、ショップで店員さんが操作する時に見張ることや、キャッシングしている時に周りに不審な人物がいないかチェックするのは大事だと思います。

治安が悪い国では、バッグのチャックをいつも手で押さえる、電車の中ではリュックを前で抱えるなど、スリ対策を行うようにしましょう。夜間はなるべく出歩かず、人通りが多い道を歩くように気を付けてください。

海外は硬水の国が多く、水道の水が飲めない国も多いので、ペットボトルの水を購入したほうが良いです。衛生状態の悪い国では、生野菜や氷にも注意が必要です。

日曜休みやクリスマス休みで食事ができないと困るので、営業時間や休業日を事前にチェックするようにしたほうが良いかもしれません。

海外では電車のストやデモなどが起こることもあります。日本語で情報を知りたい場合、一般社団法人日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)の海外旅行現地情報 が便利なので、チェックしてみてください。 
 

まとめ

以上、海外旅行に初めて出かける方向けに、注意点やポイントをご紹介してきました。
海外は日本と環境が異なるため注意しなくてはいけないことも多いですが、その分、日本ではできない体験や思わぬ発見などもできるのが魅力です。

初めての方は、近くの安全な国から出かけてみて、徐々に難易度を上げていくのも良いかもしれません。そうすることで、きっと海外旅行の楽しさに目覚めていくはずです。

 - 海外旅行おすすめ情報

最新情報や現地の写真をSNSで発信中!