台湾のベニス・淡水

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淡水沿いの自然

台湾三大河川の一つであり、台湾第3位の流域面積を誇る川である淡水河(たんすい-が/延長158.7km)の河口付近に、淡水の町はあります。淡水はMRTで台北市と繋がっており、台北市からの日帰りとしても人気の観光スポットです。また、その風光明媚な所から台湾のベニスとも言われています。サイクリングロードも台北市内からこの淡水河沿いに整備されています。淡水河沿いのサイクリングコースは、観音山と陽明山、そしてそれに連なる山々を背景に美しい台北の橋々が調和した雄大な自然を楽しむことができます。また淡水河沿岸は景観が美しいだけでなく、水資源が豊富なため、多くの魚達が集まる場所でもあります。台北を出発し台北大橋を抜け先に進むと、基隆河と淡水河の交流点である社子島に到着。更に河口へ進むと美しい赤色の橋、關渡大橋が見えてきます。ここには、有名な關渡宮の他に、關渡自然公園があります。この豊かな湿地帯には、大量の水生植物が生息しており、その中でもマングローブの森は特に有名です。また、春と冬には北方から南下し、台湾で越冬する渡り鳥も飛来し、バードウオッチングには最適の場所となっています。

金色水岸サイクリングロード

關渡を過ぎ、美しいマングローブの森を抜けるとサイクリングロード周辺も賑わいを増し淡水に到着です。淡水の町周辺での淡水河の川幅は海のように広く対岸に控える観音山と淡水の風景は雄大で「金色水岸」の名にふさわしい景観をつくりだしています。MRTの終点は淡水ですが、金色水岸サイクリングロードは、その先の漁人埠頭まで続きます。埠頭には、美しいベイブリッジ(情人橋=恋人橋)があり、夕陽を眺めるのには最高の場所です。夕方になると橋の上では足を止め、夕陽を観賞する観光客やカップルがたくさん集まる人気の場所です。

活気のあるお洒落な町・淡水

MRT淡水信義線の終点である淡水の町は、公明街の老街を中心にたくさんの雑貨店や小吃が立ち並び活気に溢れています。淡水の小吃(スナック)は、エビやカニの唐揚げ、イカフライなど海産物が多く、他にはスターウォーズのライトセーバーのようなアイスクリームも他ではあまり見かけないものもあります。ちょっとレトロなB級の雑貨店も目を楽しませてくれます。淡水は台北から気軽に訪れる事ができる地理的な利便性から、週末は大変混み合います。子供達の遠足の一団に会うこともしばしばあります。ちょっと趣向を変えて、淡水の町の船着き場から、淡水の漁人埠頭や、対岸の八里へ行く船に乗船し、雄大な淡水河から淡水の町を眺めるのもお薦めです。船上から眺める夕陽はとても美しいです。淡水へはMRTの一日乗車券を使用し、MRT淡水信義線行く事ができます。途中には北投の温泉地や台北最大の夜市、士林夜市にも寄ることができますので、時間が無い方にも大変お薦めのコースです。

 

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