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カナダ・バンフ国立公園で出会える野生動物5選
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今、国内外でブームになっているエコツーリズムですが、海外旅行に行くならカナダの大自然は押さえておきたいスポットです。
緑が生い茂る夏やマイナス40度の厳しい冬など、一年を通して自然環境が変化します。
バンフ国立公園では、絶滅危惧種や2メートルを超えるものなど、日本では見られない動物がたくさん生息しています。
カナダに行ったら絶対に訪れたいバンフ国立公園と、ここでしか出会えないスケールの大きな動物たちをご紹介します。
バンフ国立公園とは?
カナダ中西部のアルバータ州にあるカナダ初の国立自然公園です。
ジャスパー国立公園など、周辺のカナディアン・ロッキー山脈自然公園群の一つとして1984年に世界遺産に登録されました。
バンフの街や公園内では、自然豊かなキャンプやエコツーリズムが盛んに行われています。
巨大な森の主 ヘラジカ(ムース)
ヘラジカは世界最大のシカで、オスは体長2メートル、体重600キロにもなる森の主です。
陸生の偶蹄目(ウシの仲間)では最大の種類で、名前の通りヘラ状の大きな角を持っています。
湿地や湖畔の近くに多く日中に活動するので注意深く探しましょう。
普段は枝や樹皮、水草を好む草食動物ですが、急に出くわすと人を襲うこともあるので注意が必要です。
意外と活発なグリズリー
グリズリーベアは、絶滅危惧種に指定されている平均体重260キロにもなるクマです。
雑食でシカから野イチゴまで何でも食べるグリズリーは、時速50キロで走り回り、泳ぎや木登りも得意でとても活発です。
普段は人里離れた山林に生息していますが、家畜や人を襲うことがあり、バンフのホームページ上で目撃情報が公開されています。
ビッグホーンシープのケンカは見逃せない!
体長140~170センチメートルの大羊で、オスはその名の通り、丸く巻いた立派な2本角をぶつけ合って競い合います。
カナダでは体毛が褐色の一般的ですが、バンフ国立公園には白い体毛のドールシープが生息しています。
山地に生息しているので出会うのは少し難しいですが、見つければ崖の上に立つたくさんの群れを一度に見ることができます。
小鹿も捕まえる白頭ワシ
白頭ワシは翼を広げると2.5メートルにもなり、なんと7キロもの小鹿を捕まえて飛ぶ姿が目撃されたこともあります。
夏になると若い白頭ワシが、産卵にきたサーモンなどを狙って、川沿いの木の上で待ち構えています。
そのため川沿いなどのイーグルポイントには、静かに観察するためのシェルターが設けられています。
待ってでも会いたいハイイロオオカミ
ハイイロオオカミは、シートン動物記の狼王ロボでも知られるように、リーダーを中心にした5、6頭の群れで生活しています。
凶暴なイメージのオオカミですが実は非常に慎重な性格で、人を避けて行動します。
彼らに出会うには国立公園などの普段人気のないエリアで待つことがベストです。
過酷な自然環境が生み出した野生動物たちは、実際に目の当たりにすると一生忘れられない迫力があり、一度は目にしておきたいものばかりです。
しかしご紹介した通り気性の荒い動物も多く、単独でのハイキングは非常に危険です。
ツアーや観察シェルターを上手に利用して、カナダ・バンフ国立公園の大自然を堪能してみませんか?