バンクーバーの見どころ

カナダ西海岸の玄関口「バンクーバー」。海と山に囲まれた風光明媚な都市。ダウンタウン中心部では歴史が色濃く残る街並みのほか、郊外エリアは大自然が広がります。

バンクーバーでぜひ訪れたいスポットをチェックしましょう!

1スタンレーパーク

ダウンタウンの北西に位置するスタンレーパークは、バンクーバー観光の人気スポットのひとつです。敷地面積約400ヘクタールは、かつて先住民インディアンの所有地であった場所をカナダ政府が半永久的に借り入れ、1888年に当時のカナダ総督府「スタンレー卿(Lord Stanley)」の名前から由来し、スタンレーパークとして設立されました。公園内には自然の巨木がそのまま残り、他に国内最大級のバンクーバー水族館、トーテムポールが立ち並ぶトーテムポール広場、ローズ・ガーデンなど、子供から大人まで楽しむことができる憩いの場所です。また、テニスコート、レストラン、カフェなども併設しており、公園の外縁には「シーウォール(Seawall)」という約8.8キロメートルの遊歩道が整備されており、サイクリングもおすすめです。

2グランビルアイランド

グランビルアイランドは、フォールス・クリークに浮かぶ小さな人工島です。20世紀の初頭にバンクーバー産業開発を目的にグランビル一帯を埋立地とし、工場、製作所などが多く建てられました。第二次世界対戦中は飛行機の部品など工業用品の需要が高まりましたが、戦後1970年代には需要がなくなり、たちまち工場地帯は廃墟と化しました。そこで廃墟化した地帯を再開発し、現在ではショピング、食事も楽しむことができる人気の観光スポットへと生まれ変わりました。アイランド内で賑わいをみせる「パブリック・マーケット」では、バンクーバー市内最大の面積を誇り、マーケット内では新鮮な野菜、果物、近隣の魚介類などを扱うお店が多く立ち並び、週末になると多くの市民でごった返します。

3ギャスタウン

ギャスタウンはレンガ造りの建物が立ち並ぶレトロな雰囲気のある街並みです。1867年、ひとりのイギリス人(ジョン・デイトン/John Deighton)によって1軒の家が建てられ、徐々に彼の家の中心に集落が造られ、「バンクーバー発祥の地」として発展を遂げました。当時、彼のあだ名であった「ギャシー・ジャック(Gassy Jack)」から取った名前が現在の「ギャスタウン」に由来しております。時代変遷から現在に至るまで、ゴーストタウン化するほど衰退した時期もありましたが、1960年代後半に行われた再興計画により、かつての建物を改装し、現在では多くのレストラン、カフェ、ショップが軒を連ねています。街のシンボルは当時の開拓者「ジョン・デイトン(ギャシー・ジャック)」の像があるメープル・リーフ広場、そして石畳のウォーター通り沿いには高さ5.5メートルの蒸気時計はいずれも人気の写真撮影スポットです。

4イエールタウン

イエールタウンは、流行の最先端スポットとして、昔ながらのレンガ造りの建物を改装したおしゃれなショップ、レストランがたくさん軒を連ね、最新の高級コンドミニアムがそびえ立つ場所です。かつて鉄道の倉庫街(1940年代)として運用していた時期があり、タウン内の「ラウンドハウス・コミュニティセンター/Roundhouse Community Centre」には当時運行していた蒸気機関車が展示されています。体力に自信のある方は、イエールタウン中心部よりグランビル橋を渡り、グランビルアイランドまでウォーキングもできます。また、近くのフォールス・クリークよりミニフェリー(約10名定員の公共交通機関)も運航しており、船内から見渡すバンクーバーの美しい街並みを観ながら楽しむこともできます。

5カナダプレイス

船のマストの帆をイメージした独特の外観をもつカナダプレイスは、1986年のバンクーバー万博開催時にカナダ政府館として使われたバンクーバーのシンボル的存在です。現在は、各国から主賓が集うコンベンションセンター、イベント会場として利用されています。レストランなど商業施設もある他、大型クルーズ船の発着ターミナルとして機能もしています。また、敷地内の見どころのひとつ「フライ・オーバー・カナダ/Fly Over Canada」では、カナダの大自然を4Dスクリーンでバーチャル遊覧飛行ができるアトラクションもあります。

6バンデューセン植物園

広大な敷地面積22ヘクタールのバンデューセン植物園には、6大陸から集められた約7,500種類もの様々な植物が植えられています。植物園内の一番のアピールポイントは、毎年5月中旬~下旬に見頃を迎える「ラバーナム(キバナフジ/上記イメージ参照)」です。ラバーナムの下に咲いている紫色の花「アリウム(ネギ科の球根花)」も同時期に満開となり、静かな風に揺られる木々の中の散策は心を癒やしてくれます。園内にはギフトショップ、レストラン施設もあり、四季折々の見頃の花を観ながらゆっくり寛ぐことができます。

7グラウスマウンテン

グラウスマウンテンは、ノース・バンクーバーの背後にそびえ立つ標高約1,250メートルの山です。バンクーバー市内から車で約15~20分のところに位置します。麓からはスカイライド/Skyride(ゴンドラ)が運行しており、高さ1,128メートルの終着駅の地点には、展望レストラン、カフェなどが併設するピーク・シャレー(Peak Chalet)があります。夏季シーズンは綺麗な眺望を求めにハイキング、パラグライダー、冬季シーズンはスキーなどのウインタースポーツで盛んになります。夏季シーズン(5~10月)に限りダウンタウン中心部(カナダプレイス前)より無料シャトルバスが運行しております。

8キャピラノ吊り橋

ノース・バンクーバーを流れるキャピラノ川の深い渓谷に架かるキャピラノ吊り橋(Capilano Suspension Bridge)は、橋長134メートル、谷底から橋までの高さ約70メートルのスリル満点の観光名所のひとつです。アクセス方法としては、ダウンタウン中心部(カナダプレイス、ロブソン通り沿いのホテルなど)から運行している無料シャトルバスのご利用がおすすめです。吊り橋の入場券はダウンタウン、もしくは現場で購入することも可能です。吊り橋を渡る他に、崖沿いに空中に飛び出た遊歩道を歩くクリフウォーク(Clifwalk)などのアクティビティもあります。また、毎年11月下旬~1月下旬にかけて「Canyon Light」というイルミネーションのイベントも開催され、夜のライトアップを目的に訪れるのもおすすめです。