機内食を楽しむためのマメ知識

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機内食のイメージ写真

海外旅行にはつきものである「機内で過ごす時間」。中でも機内食のサービスは日常にはない特別感がありますよね。楽しみにしている方も多いと思います。
今回は、機内での食事を存分に楽しむために、知っておくと得する情報をお伝えしたいと思います。
 

機内食はいつ何回サービスされる?

コーヒーと飛行機のおもちゃ
まずは、機内での客室乗務員によるサービスの流れを知っておきましょう。

国内線など短い時間のフライトの場合は、たいていドリンクサービス1回だけです。
国際線は、5時間程度~12時間程度でもサービス回数はほぼ同じで、ドリンクサービスと食事サービスが2回ずつあります。離陸後約1時間~2時間後ぐらいからと、着陸の2時間ぐらい前から配膳が開始されます。

なお航空会社やフライト時間にもよりますが、2回目は「えっ、これだけ?」という軽食の場合もあります。また10時間近いフライトの場合は、1回目と2回目の間におにぎりやサンドイッチが配られることもあります。
 

ドリンクは、何種類かまとめてもらってもよい

積み重ねられたビールやジュースの缶

機内での最初のサービスがワゴンのドリンクサービスです。
早速お役立ち情報ですが、ここで、1つしかもらえないと思いこんでいませんか?

外国人乗客を見ていると、2つ以上もらっている人がけっこういます。このほかに食事のときにはワインやコーヒーも当然もらいます。
日本人も遠慮することはありません。ほしかったら一度にいくつももらってしまいましょう。
私もジュースとビールをもらって、混ぜて即席カクテルを楽しむこと、よくやっています。
 

後部座席は機内食メニューの選択肢がなくなる可能性あり

どの航空会社のエコノミークラスも、少なくとも1回目の機内食のメニューは2種類の選択肢があります。「肉か魚か」「チキンかビーフか」「和食か洋食か」「ライスかヌードルか」などといったもので、客室乗務員が乗客一人一人に、どちらがよいかを尋ねながら配ります。

配膳は、機内がいくつかのブロックに分けられ、ブロックの前方から順に行われます。このとき前方座席の人たちが片方のメニューに偏って選んでしまうと、後部座席の乗客には残り物が配られることになってしまいます。残り物はイヤだという方は、フライトの予約のときに前方座席を確保できるようにするとよいでしょう。
 

特別機内食(スペシャルミール)の楽しみ方

各航空会社とも、機内で当日選べるメニュー以外に「特別機内食」が用意されています。主には宗教的な理由や持病、食物アレルギーなどの関係で、食事に制限がある人向けのメニューなのですが、事前にお願いすれば誰でも利用することができます。

ヒンズー教食、イスラム教食、ベジタリアン食、アレルゲン対応食、糖尿病食などなど、かなりの種類のメニューが用意されており、各社ホームページで確認できます。
申し込みは、各航空会社に直接行います。出発の24時間前までなど、申し込み期限が設けられていますので、利用したい場合は早めに申し込みましょう。

特別機内食をオーダーすると、機内に入ってから客室乗務員から一言確認があり、配膳が始まると早い段階で席に運んできてくれます。後部座席に座っていたとしても、周りの人より早く食事を始められることもメリットかもしれませんね。
 

ワゴンサービス以外の時間は、自分でギャレーにもらいに行く

座席についている「客室乗務員呼び出しボタン」もありますが、飲み物のお代わりはじめ、ほしいものがあれば自分から動けばよいです。

食事の後片付けが終わってしばらくすると、機内後方・中央のギャレーにセルフサービス式に飲み物やスナックを置く航空会社が増えています。好きな時に好きなだけ利用できるので便利です。また、カップ麺やインスタントスープなどが用意されていることもあり、客室乗務員に声をかけてお湯を入れてもらって、食べることができます。

ときどき座席から立って、セルフサービスの飲み物でたっぷり水分補給をするとエコノミークラス症候群の予防にもなります。ぜひ積極的に利用しましょう。
 

まとめ

機内の食事サービス、特別機内食も運賃に含まれるサービスです。利用についての遠慮は無用です。

目的地に着くまでの飛行機の中の時間も、大切な旅行中の時間!記事を参考にぜひ楽しいフライトを!

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