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車好き必見! クラシックカーに出会える「キューバ」を紹介!

 最終更新日  

車好き必見! クラシックカーに出会える「キューバ」を紹介!

キューバと言えば、チェ・ゲバラや葉巻・野球をイメージされる方もいることでしょう。

実は、現役のクラシックカーが多い点もキューバの特徴です。
その姿は1960年代から変化がなく、タイムカプセルのようになっています。

今回はキューバの魅力である、現役クラシックカーを見られる風景について紹介します。

■クラシックカー文化が誕生した理由

そもそもキューバになぜ現役のクラシックカーが走っているのか。
その理由は、1959年に起こったキューバ革命にあります。
この革命で社会主義国となったキューバはアメリカとの関係が悪化し、2014年まで経済制裁を受けることとなりました。

国交が断絶されたキューバは首都ハバナのインフラ開発ですら、現在まで近代化があまり進んでいません。
車をはじめとする工業製品などの輸入は禁止されており、キューバ国内では車の自由な売買も禁止されていたのです。
その影響でキューバ国民は、1959年以前に使用していたクラシックカーを修理しては利用してきたのです。

■タクシーまでもクラシックカー

キューバの中でも、特に首都のハバナはクラシックカーが走る街として有名です。
街のいたるところでクラシックカーが走っており、まるで自動車博物館です。

しまいにはタクシーにもクラシックカーが利用されており、観光客からも注目の的となっています。
写真を撮りたいがために、わざわざタクシーを利用するという観光客もいるほどです。
ほとんどがアメリカ産の車ですが、中にはソビエトの車も走っていたりします。
キューバは、車好きにはたまらないクラシックカー天国だと言えるでしょう。

クラシックカー天国はもう見納め!?

■クラシックカー天国はもう見納め!?

上で述べた通り、キューバ国内では長年にわたって自動車の自由な売買が禁止されていました。
ですが、そうした流れに少しずつ変化が生じています。
キューバ政府は2011年に車の売買の自由化を認め、2013年には自動車の輸入制限も撤廃したのです。
その影響で海外から続々と新車が入ってきています。

現在のところ、国内の庶民にとって新車の価格が高すぎるためにあまり普及していません。
ですが隣国のアメリカとの国交が回復の兆しを見せていることが、新車の普及に拍車を掛けそうです。
観光客の増加や特産品の輸出が認められると、庶民の暮らしが豊かになり新車が普及することが見込まれます。

クラシックカー天国としてのキューバが、もうすぐ見られなくなるのかもしれません。
車好きや旅行好きの方は、今のうちにキューバを訪れることをお勧めします。

 
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